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【仮植】かしょく

発芽したタネを定植する前に、前より大き目のポットなどに1~2回植えかえること。
タネの小さい品種を育てるときに必要な作業。

【株間】かぶま、かぶかん

苗と苗または株と株との間隔。これが狭すぎると風通しが悪くなり病気が発生しやすくなるので、作物に適した株間にする事が大切。

【花蕾】からい

ブロッコリーやカリフラワーの食用部分のこと。
寒さに弱いので、霜が降りる頃になったら葉で覆ってやると少し防げる。

【カリ肥料】かりひりょう

植物の3大栄養素のひとつ。光合成を盛んにしてできた養分を蓄えやすくするなど、新陳代謝を促進する役割を果たす。
そのため果菜類(かさいるい:キュウリやトマトなど実を利用する野菜)では実のつき方や果実の育ちをよくし、イモ類では品質を良くする。

【灌水】かんすい

水を与えること。基本的には午前中に与えるのがよく、真夏の炎天下では厳禁。
また小刻みにやっても土の表面が湿るだけで土中までしみ込まない。水やりは回数よりも一度にたっぷり与えるのがコツ。

【寒冷紗】かんれいしゃ

真夏の強い日差しや強風、害虫を避けるために野菜にかぶせる目の細かいネット。キャベツやレタス、ハボタンを夏に管理するときは必須。


【キャップ】きゃっぷ

ホットキャップともいう。定植した直後の苗のひと株ごとにかぶせる保温資材で、ビニールトンネルよりも手軽。
春まきのカボチャやスイカ、ウリ類など、果菜類の植えつけ時に霜の降りる恐れがある場合によく使われる。


【苦土石灰】くどせっかい

「苦土石灰」は土のpHを調整する土壌改良剤ですが、カルシウム(石灰)の他にマグネシウム(苦土)を含んでいます。苦土カル、炭酸苦土石灰の名称でも市販されています。マグネシウムは植物の光合成に不可欠な成分で、カルシウム同様不足しがちなので酸性土を矯正する際に同時に補給でき特長があります。

石灰資材には他に「消石灰」があり、一般的に石灰と言えば消石灰を指しますがトーホクでは上記の理由から苦土石灰をおすすめしています。消石灰を用いる場合、アルカリ性が強いので苦土石灰の約70%の量で施してください。消石灰は化成肥料と同時に施すと化学反応を起こしてガスが発生します。肥料を散布する10日以上前に施し、馴染ませるようによく耕しておきましょう。また散布時は必ずゴーグル・マスク・手袋を着用します。

更に「有機石灰」(貝やカキ殻や卵殻を砕いたもの)という資材があります。効き目は穏やかですから施用後直ぐに作付けできるものも販売されています。

注意;「生石灰」という安価な資材もありますがアルカリ性が強く水と反応して発熱し保管中に火事になる場合もあります。プロの農家さん向けで家庭菜園での利用には適しません。


【結球】けっきゅう

キャベツやレタスのようにある段階から外側に開かなくなった葉の内部に葉が次々に包まって玉状になること。ハクサイならば普通スーパーなどで売られているハクサイを厳密には結球ハクサイと呼び、これに対して花芯ハクサイのように玉状にならない品種を半結球ハクサイと呼び区別します。

【結実】けつじつ

ナスやキュウリなどが実をつけること。


【硬実】こうじつ

タネが硬い種皮で覆われていること。オクラ、あさがお、ユウガオ、スイートピーなどがあげられ、水分を吸収しにくい傾向にある。対策として濡らしたティッシュなどの上にタネを一晩置き、水分を吸わせて膨らませてからまくとよい。

【交配種】こうはいしゅ

別々の優れた特性をもつ両親系統をかけ合わせて育成した品種で、両親の特性を合わせ持ち、雑種強勢現象による旺盛な生育や斉一性がある。F1種(エフワン:First Filial Generationの略)、一代雑種、ハイブリッド種とも呼びます。ひとつの優れた交配種を作り出すのに10年位の歳月がかかる。

【極早生】ごくわせ

早生品種よりも早くできる品種のこと。(→「早生」を参照)例:極早生枝豆、極早生あまいバンタムなど。

【腰水】こしみず

水を張った皿に植木鉢を浸して水を下から吸水させる方法。ペチュニアやデージーなどの微細種子を発芽させる時によく使う。
またインパチェンスなど発芽に多くの水を必要とする植物にもよく利用されるが、過湿で根腐れの原因になるので注意すること。

【子づる】こづる

親づる(主茎)から枝分かれした茎のこと。ちなみにそこからさらに枝分かれした茎を「孫づる」という。