ブロッコリーの
Q&A
風や雨で株が倒れてしまったのですが、どうしたらよいでしょうか?
追肥時に株元にしっかり土寄せすることである程度予防できます。しかしブロッコリーは体が大きいので大雨で倒されることがしばしばあります。支柱を使って支えることも一つの手ですが、台風などの強い風雨の場合は無理に強風にさらされることで、逆に株が傷んでしまう可能性があります。また無理に起き上がらせると根が切れてしまうこともあります。しばらくすると倒れた状態から起き上がるように花蕾ができ、収穫できますので、かえってそのままにしておく方がよいでしょう。
回答を見る閉じる
花蕾が紫色になってしまったのですが、食べられるでしょうか?
ゆでると緑色に戻るため問題はありません。花蕾の紫色の原因はアントシアニンという色素です。ブロッコリーが寒さから身を守るためのもので、一緒に糖分も蓄積しているためとてもおいしいブロッコリーと言えます。
回答を見る閉じる
花蕾空洞症という生理障害です。チッ素肥料が多く生育が旺盛な場合や、ホウ素が欠乏している条件で発生しやすいとされています。茎にコルク状の組織がつく症状も同じ生理障害です。食用には問題はありません。
回答を見る閉じる
ブロッコリーの花蕾の形がおかしいのですが?
ブロッコリーは温度に敏感な作物で花蕾ができる時期の気候条件や栄養分の過不足により様々な生理障害が発生することがあります。
・ボトニング
早期出蕾とも呼ばれ、株が小さいうちに低温を感じたことで、株が大きく育つ前に小さな花蕾ができることを言います。
・リーフィー
挿し葉とも呼ばれ、花蕾の中に小葉片が混ざる症状です。花蕾を形成するための低温が不十分な場合や花芽が出来る時期に高温に遭遇した結果、花蕾の中の小葉片の発育が促進され、発生します。
・不整形花蕾
花蕾の表面が凸凹した、いびつな形状となる症状です。高温下で生育が促進された場合に、花房の成長が不均一となり発生します。
・キャッツアイ
花蕾の粒が不揃いとなり、花蕾中央が黄色くなる症状のことで、猫の目のように見えるためこのように呼ばれます。花蕾に十分な花芽が出来なかった場合に発生します。
・ブラウンビーズ
収穫前に花蕾の粒が黄色くなる症状です。高温や乾燥などにより発生します。
回答を見る閉じる
ボトニングは早期出蕾とも呼ばれ、株が小さいうちに低温を感じたことで、株が大きく育つ前に小さな花蕾ができることを言います。花蕾は大きくなることなくゆるくなって、その後は花が咲くだけです。春まき栽培では育苗中に低温にあてないようにして苗を育て、気温が低い時期の植え付けはビニールトンネルやベタ掛け資材を使って保温しましょう。
回答を見る閉じる
典型的なリーフィーの様子。挿し葉とも呼ばれ、花蕾の中に小葉片が混ざる症状です。花蕾を形成するための低温が不十分な場合や花芽が出来る時期に高温に遭遇した結果、花蕾の中の小葉片の発育が促進され、発生します。花蕾粒が均一でないので食感はよくないですが、十分食べることはできます。
回答を見る閉じる