ミズナ・ミブナ
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①作物特性
ミズナ・ミブナはいずれも京野菜のひとつでしたが、特にミズナは近年生育初期の細くやわらかい葉を収穫したものがスーパーなどで出回るようになり、従来の漬け物や鍋といった利用だけでなく、サラダとして利用することも定着してきました。大株に育てる場合は株間を広くしてしっかりと育てますが、サラダ用に栽培する場合は株間を詰めて密植気味に栽培するとやわらかい葉質になります。
②畑の準備
ミズナ・ミブナの一般的な元肥量は1㎡当たり堆肥3kg、苦土石灰100g、化成肥料100gです。水はけの良い陽当たりの良い畑を選びましょう。マルチを張ると土のはね返りを防げます。
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③タネまき(大株にする場合)
条間50cm、株間40cmの間隔で数粒ずつタネをまきます。タネは約1cmの深さにまきます。
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生育に応じて間引きを行い、本葉3~4枚で一本立ちにします。
④タネまき(小株で収穫する場合;サラダ京水菜など)
条間20cmにすじまきするか、5~10cmの株間に数粒ずつタネをまきます。タネは約1cmの深さにまきます。
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生育に応じて間引きをし、本葉3~4枚までに一本立ちにします。間引き菜もおいしいのでサラダや汁のみに利用します。
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最後の間引き時に1㎡当たり80gの化成肥料を追肥します。
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⑤収穫
サラダ京水菜の収穫適期は春まきではタネまきから約30日、秋まきでは約40日から収穫できます。
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ミブナは30cm以上になれば収穫できます。株元から切って収穫します。
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⑥プランター栽培
サラダ京水菜などはプランターで手軽に栽培できます。生育期間も短いので浅型のプランターでも充分です。土は市販の野菜栽培用の培土を用いることをお勧めします。
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深さ1cm位のまき溝をつけて、約1cm間隔にタネをまきます。
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土をかけ、タネが流されないようにていねいに水をやります。最初はしっかりと水をやりますが、その後は土の表面が乾きて来たら水をやるようにします。
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発芽してきたら生育に応じて間引きます。最初は生育の劣ったものや、誤ってタネを落とし過ぎた株などを間引きます。
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本葉が展開してある程度になったら間引き菜を利用しながら順次収穫していきます。株間をあけるようにして収穫し、残った株が大きくなれるように間隔を取ります。
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25cm位になったら最終的な収穫です。株元をハサミなどを使って切り取ります。