トマトの
Q&A
花は咲きますがすぐに落ちてしまい、 実が着きません。
低温で受粉がなされなかったためと考えられます。確実に着果させるには人工授粉が必要です。人工授粉は午前中に行い、その日に咲いた花を手で軽く振動させます。トマトトーンなどのホルモン剤を規定の濃度に希釈して花房の花が2~3個咲き出した頃に霧吹きで散布し、強制的に着果させると良いでしょう。また日照不足で花が落ちることも良くあります。冷夏の場合によくみられますが、天候の回復を待つしかありません。一方畑の肥料成分が多いために、葉や茎ばかりに栄養分が取られる「樹ボケ」現象の場合もあります。次年度から、最初に施す肥料を控えめにして、株の様子を見ながら追肥するようにしましょう。
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果実の先端が黒くなって 腐ってきます。
畑の石灰成分の不足による「尻腐病」と呼ばれる生理障害です。畑作りの際に、苦土石灰を十分に施して耕すことと、土を極端に乾燥させないように晴天が続く際は定期的にかん水して予防します。
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畑の水分が極端な乾燥と過湿を繰り返した時に、果実内の水分が増えるのに表面の皮の成長が追い付かない時に起こる「裂果」と呼ばれる障害で、病気ではありませんので食べるのには問題はありません。マルチやビニール雨よけなどでの栽培が効果的です。
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花芽から若い茎葉が分化して大きく成長する現象で花房の若返りと呼ばれています。肥料(主にチッソ成分など)が多すぎることが原因と言われており、果実を育てる成長から葉や茎を育てる成長に切り替わったためです。早めに摘み取り、その後の追肥の量を調整します。
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肥料(チッソ成分)の効き過ぎです。トマト栽培では肥料の与え過ぎは禁物です。症状が激しい時は追肥の量を減らし、かん水を増やして回復を待ちます。また次年度の栽培にあたっては肥料切れにならないように注意しながら追肥をこまめに分けて施すようにします。
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ジャガイモの後はトマトを作れないと聞きますがどうしてですか?
ジャガイモもトマトと同じナス科の野菜ですから連作障害が発生します。ナスは当然ですが、ピーマン、トウガラシなどもナス科野菜ですので、注意して畑の作付計画を見直しましょう。
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