オシロイバナ
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植物の特徴
作りやすい草花です。ほのかに香る花が夕方開き、翌日の午前中くらいでしぼみます。人目を忍んで咲く様から「内気・臆病」といった花言葉が付いたのでしょうが、それでも次々と新しい花が咲き続けますので夏の間は充分楽しめます。
植物全体にトリゴネリンという毒があり、根や種子を誤って口に入れてしまうと、嘔吐や腹痛、下痢といった中毒症状を起こす危険性があります。ペットや子供が口にしないよう注意します。
花壇の準備
日当たりと水はけの良い場所を好みます。花壇には多めの腐葉土と苦土石灰、少量の有機質肥料を施しよく耕しておきます。プランターの場合は大きめのものを用います。
タネまき
花壇やプランターに直接タネをまきます。1cm位の深さに1カ所に2〜3粒ずつタネをまきます。間隔は30cm程度にあけます。まき終わったらしっかりと水をやります。
早まきする際はポットにタネをまいて苗を育てます。1cm位の深さに1カ所に2〜3粒ずつタネをまきます。
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苗作り
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本葉2〜3枚で生育の良い株を残すように1カ所1本に間引きます。
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ポットで育てた苗は外気が充分暖かくなってから植え付けます。
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日常管理
肥料が切れると花数が減りますので、様子をみて液体肥料を与えます。乾燥には強いので地植えでは水やりの心配は不要です。
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開花始めの様子。日中は閉じていて、夕方から花が咲き始めます。
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夏の終わりに伸び過ぎた枝を刈りこみます。根が肥大して暖地では翌年も楽しめますので越冬させる場合は年末に地際から刈り取ります。
一口メモ
学名のミラビリスとは、ラテン語で『驚くべき』という意味で、突然変異を起こしやすく様々な変異が出ることに由来します。ちなみに鮮やかな色のラッパ状のものは花びらではなく萼(がく)で、その付け根にある緑の部分が苞(ほう)で、花びらはありません。