タイム

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タイムはシソ科の多年生植物。高さは20cmほどで地面を這うように成長します。高温多湿が苦手ですが、乾燥や寒さにはよく耐え、一度植えると数年間は楽しめます。淡いピンク色のかわいい花が咲き、その繊細な草姿からは想像できないスパイシーで強い芳香は疲労回復の効果もあり、アロマセラピーに最適。

清浄感もあって食物の腐敗を防ぐ効果もあり、生だけでなく乾燥させた小枝を保存しておいて使える便利なハーブで、魚介類の臭み消しにはよく利用されます。

日当たりの良く、水はけのよい場所を選びます。酸性土壌を嫌うので苦土石灰を1㎡当たり100g、腐葉土1kgを施し良く耕しておきます。肥料分は特に必要ありませんが、初めて植えつける場所なら少量の有機質肥料を施しておくとよいでしょう。

タネが細かいのでポットにまいて育てるとよいでしょう。1カ所に数粒ずつタネをまき、上からうすく土はかけます。

水やりはタネが流されないようにジョウロなどを使って細かくシャワー状にしてやるか、下から吸水させるなど、注意が必要です。発芽まで約1週間かかります。

芽が出てきたらピンセットやハサミなどを使って間引きます。

セルトレーにタネをまいた場合、直径9cm位のポットに移植して苗を育てます。

根が十分に張って草丈が数cmになったら、株間15cm位に植え付けます。

植えつけ時はしっかり水をやりますが、その後は土の表面が乾いたら水をやるようにし、与え過ぎないように注意します。

蕾が着いて花が咲き始める前に若枝を摘み取り利用します。摘み取ることで新しい枝を伸ばします。